こちらの「Homefront」は、北朝鮮の金正日が亡くなって、後継者が韓国を併合(おそらくは非武力)して、大朝鮮連邦を建国するってところから始まりまして、中東紛争からの原油高騰と欧州、米国の経済崩壊を経て、軍事大国化した大朝鮮連邦によるアメリカ侵攻を迎え撃つってシナリオでございます。まさに、アメリカの市民の「Homefront」が戦場と化したら…というあたりでアメリカ人をドキッとさせるのかもしれない。

ちなみに、日本は大朝鮮連邦による原子力施設へのテロを喰らって、もう勘弁して下さいってことで大朝鮮連邦に降伏する形で併合されてるらしい。確かに、single playで遊んでると、敵がときどき日本語っぽい言葉を叫んでいるように聞こえるのは、大朝鮮連邦に日本の自衛隊(?)も従軍しているってことだろうか。

もとい。この「Homefront」は韓国では発売中止、日本語版は、金正日の映像の削除や、北朝鮮という表現が削除され「北の某国」になっとるらしく、いろいろと物議を醸したらしい。確かに、シナリオ上の金正日の死去と、後継の金正恩の登場といったあたりはシナリオ通りだし、相変わらずヨーロッパ経済は混乱してるし、今後、原油をめぐってなんにも起きない保証はない。ま、そんなことを考えると、ちょっと考えさせられるシナリオではあるだろうなぁ。

ゲームは、ちょいちょい未来兵器が登場してくるとか、やたら訓練されてて米軍顔負けの民兵とか、細かいところはいろいろあるものの大量の兵器が落ちてて、それを拾って敵を撃ちまくって進んでいく形のFPS。ゲームバランスは悪くないような気がした。(さすがにゲームエンジンが作り出す背景などの解像度では負けるものの)SinglePlayではBattlefield3と同じくらい楽しめる気がしたけどなぁ。ただ、どっかのゲームレビューでは、Battlefield3、ModernWarfare3よりも低い点数にはなっていんたような気がしたけど、これはやってみないとわからないところだろうな、と。