いや、実にどうでもいいことではあるけれど、Wikipediaを眺めてて目を疑ってしまったのでメモ。

Wikipediaの「F-15E(航空機)」より

兵装面ではハープーン対艦ミサイルとSLAM-ER対地ミサイルの運用能力が加えられ、対艦攻撃能力を得たことでより一層の多目的化を果たしている。だが、SLAM-ERを誘導するためのデータリンク周波数帯は既に第3世代携帯電話の通信媒体IMT-2000で使用され、かつ8割を超える携帯電話の普及率から周波数帯が既に枯渇状態となっていたため、韓国空軍はボーイング社と周波数変更などの協議を行った。結局、周波数の変更には約100万ドルの費用 (SLAM-ER 2発分) と1年の期間を必要とするため、有事の際は、国民に混乱を来たす懸念を甘受して一部の携帯電話回線を停波させてSLAM-ERに周波数を割り振ることに決定した。

ま、要は、韓国軍のF-15Kは、イザっていうときに、空対地ミサイル*1の運用能力を装備している、と。ただし、空対地ミサイルを目標に誘導するために使う無線の周波数が、ケータイで使われはじめてしまったので、空対地ミサイルにとって、地上は妨害電波だらけっていう状況になってしまいました、と。ケータイを使うのであれば、空対地ミサイルは撃てないし、空対地ミサイルを撃つならケータイが使えない。

そこで、韓国空軍は製造元のボーイングに周波数を変えて欲しいってお願いしたら、変更するのに1年かかる*2し、100万ドル払えって言われたので困った末に、「空対地ミサイル撃つときは、ケータイの電波を止めて空対地ミサイルを打つ」ってことにしたらしい。

有事に空対地ミサイルを撃つ前にケータイ網を落とすって、マジか、本当か、正気か…?Wikipediaも全てが正しいわけじゃないしなぁ…とか、これは釣りなのかなぁ…とか(汗)

…あ、とりあえずは、どうでもいいことなんですけど。

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*1:空から発射して地上の目標を攻撃するミサイル

*2:ま、テストとか入念にやるんでしょう