ちょっと小さなマシンが必要だったので、AsusTekの「ITX-220」を使ってマシンを作ることにした。

この「ITX-220」は、CPUがオンボードで載っかっているMini-ITXマザーボード。Mini-ITXなマザーボードといえば、やっぱりAtom 330が全盛期だけど、この「ITX-220」に載っているCPUは、Conroe-LコアなCeleron 220。クロックが1.2Ghzくらいに押さえられていて、Atom並(Atomよりは消費電力が大きいけど)の省電力マシンが作れるようだ。

ざっとした構成はこんな感じ。

  • Mother: AsusTek ITX-220(Celeron220 onboard)
  • Memory: Transcend JetRam 2GB x 2
  • Case: ANTEC ISK300-65
  • HDD: WesternDigital WD1600BEVT(2.5inch/160GB/SATA)

ANTECのケースはなかなかコンパクトだし、ACアダプタな電源だし、なかなかよさげなんだけど、ケースの電源のLEDとITX-220の電源LEDの線が繋がらない。片一方は3ピンだし、片一方は2ピンみたいな。まぁ、その辺を変換してくれるケーブル(こんなの)もあるので、何とかなると思う。今回の用途では、電源のLEDが点灯しているかどうかってどうでもいいような気がするので、とりあえず放置しようかなぁと(汗)

で、とりあえず、Celeron220のベンチマークっぽいものをやってみた。なんにも考えずに、姫野ベンチのC言語のSサイズを走らせてみた。OSはx86なCentOS5.3。

Celeron 220:

Loop executed for 1481 times

Gosa : 2.111140e-04

MFLOPS measured : 414.513302 cpu : 58.836852

Score based on Pentium III 600MHz : 5.055040

で、別のマシンでほぼ同じ環境を作って測ったのが、以下のデータ。

AMD Sempron 2200+:

Loop executed for 1232 times

Gosa : 3.079001e-04

MFLOPS measured : 347.954578 cpu : 58.307040

Score based on Pentium III 600MHz : 4.243349

Intel PentiumM 760(…たぶん):

Loop executed for 792 times

Gosa : 6.056472e-04

MFLOPS measured : 393.544353 cpu : 33.140903

Score based on Pentium III 600MHz : 4.799321

Intel Xeon E3110

Loop executed for 4548 times

Gosa : 2.155949e-06

MFLOPS measured : 1803.404565 cpu : 41.529828

Score based on Pentium III 600MHz : 21.992739

いやぁ、やっぱり、Xeonは速いなぁ(ヲイ)

意外とCeleron220も速いなと思ったのは私だけだろうか(汗)Atom 330なマザーボードと比較してみたいような気がしないでもないが、まぁ、とりあえず、今回の用途では十分なスペックのような気がするのでOK。