RMAってのは、Return Merchandise Authorizationの略らしく。要するに、SeagateのようなHDDメーカー自身が返品保証を付けて製品を流通させ、製品が故障するなどした場合に、ユーザーから直接HDDメーカーに返品することで代替製品を受け取れる…といった制度っぽい。ただ、Seagateの場合、返品する部分の輸送費はユーザーが負担しなくちゃいけないらしい。代替品の発送にかかる輸送費は負担してもらえる。

…で。

今回、社内のPCで使っていた「ST3500320AS」(ファームウェアバグで問題になったBarracuda 7200.11の500GB)は、ファームウェアの更新済みにも関わらず、使用開始から1年も経過していないのに(かつ、普通のPCの使い方しかしてないのに)に不良セクタ(代替処理済みセクタ、回復不能セクタ)が、かなりの数が発生していて、なんとなくこりゃまずそうだなと思い、交換用のHitachi(さすがに次もSeagateを選ぶ勇気はなかった)のドライブを買ってきて交換しておいた。

で、PCから外した、不安の残るBarracudaを捨てずに、RMAでSeagateに交換してもらうことにした次第。

まずは、Seagateのサイトで申し込み。トップページから「保証サービス」に飛んで、「ゲスト ユーザでドライブを返品する」に移動すると、返品するHDDのシリアルナンバーなどが聞かれるので入力し、保証が有効であることを確認。で、発送元の情報を入力すると、国内に送るか、シンガポール(…だったかな)に送るか選べるので、国内を選択。

で、私の場合は、SeagateのHDDを買ったときのブリスターパック(HDDを包むプラスチックケース)が置いてあったので、それで1段目の梱包とした。で、さらに、小さな段ボールに、ブリスターパック入りのBarracudaと、その周りに緩衝材を詰めて宅急便で返送完了。一応、RMA番号とSeagateのHDDが入っていることを品物欄に書いておいた。発送先は、成田にあるUPSの拠点っぽかった。

返送してしばらくは何の反応もなかったけれど、5日後にメールが届いた。タイトルは「Seagate RMS Receipt Acknowledgement」。どうやら、代替品をシンガポールから発送したっぽい。そのメールの中に、Tracking Numberが書いてあったのと、どうやらUPSで送られてくるらしいということで、UPSのサイトから代替品のHDDを追跡してみた。

UPSのサイトによれば

  1. シンガポール(出発)
  2. フィリピン(経由)
  3. 成田(到着)

という経路。「おお、本当に国際便だぁ」と、なぜかコーフンしてしまった(汗)

で、届いたのは、発送したときの小さな段ボールと比べると4倍くらいの大きさの段ボール。緩衝材も私が使ったような安物ではなくて、スポンジだった。でも、入ってるのはHDD一個。

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で、届いた代替品をよく見てみると「Certified Repaired HDD」だった。うっかり新品を期待してしまったが、修理品とはいえ、きっと不良セクタがないドライブなんだから、まぁ、よしとしようかと(もともとバルクドライブで買ってるってのもあるし、HitachiだとRMA制度がないっぽいし。)