今日は、世界的にIPv6に移行しようぜってことで、「World IPv6 Launch」の日。試しに、Facebookのホスト名をDNSでルックアップしたら、AAAAレコードでIPv6なアドレスが返ってきた。ま、当たり前といえば当たり前なんだけど、もうこんな身近なところ(なんだかんだで毎日に近い頻度でアクセスしてるので)まで来てしまったかぁという感がある。

World IPv6 Launch:
http://www.worldipv6launch.org/

とはいえ、自宅はBフレッツだし、会社もBフレッツだし…ということで、なんらIPv6には縁がない状況。うーむ。使ってみたいような気はするモノの、結局、IPアドレスの体系が変わったからと行って速くなるわけでもないんだろうし…なんてことを考えるといつまで経っても移行が進まない(汗)とはいえ、NGNを使った光NEXTなら、IPv6を使えるらしいが、工事費が必要だし、ISPも対応してなきゃいけないし…ということで面倒な感じ。IPv4なアドレス枯渇に対して、日本のキャリアやISPが積極的に問題に取り組んではいたものの…お膝元でコレではちょっとアレなんじゃないかという気がしないでもない。

しかも、「IPv6-IPv4フォールバック問題」というややこしい問題まであるようだが、コレ、影響範囲はどれくらいなんだろう。例えば、PPPoEツールでPCから、直接、インターネットに接続している人は影響を受けそうだが、NTTの地域IP網とに安いルータを挟んでいたら、LANの中はIPv4だけでフォールバックも何もないような気がするわけで、利用形態によって影響度が違いそうな気がするが、ネットメディアでは割と広範囲に影響するみたいな書き方していたけどなぁ。

で、この問題も、そもそもはNTTがNTT法によって縛られてることが遠因のような気がする(NTTはユーザーを直接、インターネットに接続したらNG)わけで、テクノロジーの問題の前に法律の問題が寝っ転がっているような構図だろうか。日本のキャリアやISPの努力と、この法律的なアレなところがちぐはぐな感じになるのが実に日本らしいなぁとも思ってしまう次第である。