例のごとく、特にすることもなかったので散歩に出かけた。ふらふらと歩いているうちにたどり着いたのは浅草。かなりの暑さだったにも関わらず、雷門や浅草寺あたりは観光客が多く…裏道に入ってうろうろしていたら、見つけたのがHUB。

HUB浅草の外見

HUBは、キャッシュオンデリバリーの英国風パブ。キャッシュオンデリバリーの手軽さなのか、Hubがラインナップしているつまみやお酒が好みなのか、詳細な原因は不明だが、最近、HUBがとても心地いい。

Hub浅草のコースター

…もとい。たっぷり汗をかいて浅草にたどり着いたあげくにHUBを見つけたわけで、ここでモヒートの一杯でも飲まないではいられない。そんなわけで、浅草のHUBに入ったけれど、店員さんが寄ってきて説明してくれたことは以下のとおり。

  • 1時間後にジャズが始まるから、Jazzを聞いていくならチャージが必要になる。
  • ここのHUBはキャッシュオンデリバリーではない。

え、HUBでJazz?(しかも、生演奏)と思って店内を眺めてみると、ステージのようなところにドラムセットやピアノが置いてあって、年配の方がドラムを叩いてリハーサルをやってる感じではあったが、英国風パブなのにジャズってのは…と思ったら、どうやら、HUB浅草は英国風パブではなく、アメリカ南部って感じになっているらしい。(よく見ると、ビアサーバがサックスの形になってたし)

フードメニューには「ガンボ」が並んでいたし、ラムを使ったカクテルの「モヒート」もニューオーリンズ産のリキュールか何か使った「ニューオーリンズモヒート」がラインナップされていた。この前に行ったHUBにはなかったメニューっぽいので、アメリカ南部を思わせるメニューは、HUB浅草のオリジナルメニューなのかもしれない。そんな気持ちでメニューを眺めていたら、フィッシュアンドチップスも浅草店仕様らしい(聞いてみたところ、フィッシュアンドチップスのフィッシュはタラを使っているが、浅草のフィッシュアンドチップスはサヨリを使っているとのこと)

HUB浅草のメニュー

しかも、HUBなのに、やってくるお客さんもなんだか印象的だった。補聴器を使っているおじいさんが奥さんを伴ってやってきて、フードメニューいくつかとバランタインの水割りを飲んでいるような…そんな感じ。おじいさんのシャツや靴もジャズを聴きに来ました仕様であるのは確かだった。しかも、続々とあとから同じような印象の夫妻がやってきて、お互いに挨拶していた。バンドマンも常連のお客さんを見つけては丁寧に挨拶して回っていた。浅草のHUBでは、Jazzを楽しむコミュニティが出来ているような感じだった。浅草以外のHUBだと、年配の方はほとんど見かけないので興味深い。

今回は諸事情により生演奏を楽しむことが出来なかったが、いつかHUB浅草で年配の常連客に混じってJazzを楽しむのも悪くないなと思った。