Seagate製のHDDには、RMA(Return Merchandise Authorization)という保証が付いている。HDDが出荷されてから一定期間の間、故障した場合などにSeagateにHDDを返品すれば、新しいHDDを提供してもらえるという仕組み。
先日、Barracudaのサーバー向けのHDDが見事に故障したので、SeagateにRMA申請して、シンガポールまでHDDを返品(実際に送ったのは、千葉県某所の倉庫までだけど)して、別のHDDを送ってもらった。んで、送られてきたのはHDDのシールが緑の線で縁取られた「Seagate Certified Repaired HDD」。結局のところ、別のユーザーがSeagateに返品して、Seagateが修理したHDDが送られてきた、というわけだ。とはいえ、なんとなーくまともな用途に投入するのは躊躇われたので、NASのバックアップデータを保存するHDDとして、外付けUSBケースに入れてNASに接続してたら…3000時間ほどの稼働時間で壊れた。NASがバックアップを実行して、RAID上のデータをそのHDDに書き出そうとするとエラーメッセージが出てしまう。
壊れ方としては、データを読み込もうとするとRead Errorが出てしまう感じ。NASからHDDを外して、Linuxマシンに接続して、smartctlからself testを実行してみるものの…残り90%ほどのテストルーチンを残してエラー終了。あぁ、なんかもうダメだ。
いやはや、読み書きするデータ量が一定ではないにしろ、20000時間経過しても壊れないドライブもあれば、3000時間ほどで壊れちゃうドライブもあってなかなか興味深い。…しかし、送られてきたHDDって「Certified Repaired」じゃないのかと。やっぱ、例のSeagateのファームウェア問題を抱えた世代のHDDはダメなのかなと妙な結論に至りつつ、代替のHDDとして、Western DigitalのHDDを発注した。