@ITで、こんな記事を見つけた。「米F5ネットワークス、2月中にBIG-IPのソフトウェア版を発表へ

最近、ハードウェアベンダーもソフトウェアベンダーも「クラウド」一辺倒になっていて、これはこれでおもしろいなぁと思って眺めていたけれど、一方で、ファイヤーウォールとかロードバランサのようなアプライアンス系のベンダーがどうするのかなと思って眺めていた。

…というのも、仮想化されたクラウドの世界には、彼らのケバケバしい色(…そんなイメージだけど、偏見だろうか…)のアプライアンスを持ち込めないわけで、なんにもしなければ、このままクラウドブームに乗り遅れることになるのに…と思っていたら、ロードバランサ等の大手のF5ネットワークスは、仮想化されたマシンで動く「ソフトウェア版のBIG-IP」をリリースして、クラウドブームに乗っかる気らしい。

まぁ、クラウドの中で仮想マシンをスケールアウトしていくアーキテクチャになると、BIG-IPみたいな、既存のアプライアンスが果たしている役割を担う何かが必要とされているのも確かなんだけろうな。でも、仮に、(アプライアンスが持っているらしい)ハードウェアの特殊性と優位性を取り除いて、仮想マシン上で動くソフトウェアとして、そのデキ(性能や堅牢性など)をオープンソースなソフトと競った場合に、プロプライエタリなアプリケーションにどれだけ優位性があるのか、ちょっと気になるところではあるな…と。