Google Readerが7月でサービスを終了するらしい。最近、PulseをフロントエンドにしてGoogle Readerを使ってたのに、ここに来てのサービス終了は本当に残念な気がする。

そういえば、iGoogleもサービス終了だったなぁ。Google Readerよりも猶予期間が長いのは、iGoogleの方がユーザーが多いってことだろうか。

iGoogleにしても、Google Readerにしても、ユーザーは(グローバルで見ても)それなりにいるような印象だが、バッサリと切るのは、さすがGoogleという印象は少なからずあるような気がする。

いずれのサービスとも、それ単体でAdSenseを張り付けまくるという感じでもなかったことから、広告スペースの創出による利益と言うよりは、もっと儲けられる可能性のあるサービスをアシストするような、サポートサービスとしての印象の方が強い。

例えば、iGoogleはgmailと組み合わせて使うと便利だし、Google Readerは、blog黎明期にはPVを稼ぐことができただろうし、その後、SNSが流行った頃には初期のGoogle+において、コンテンツの投入元としての機能を期待されたかもしれない。

いずれにせよ、時代はスマートフォンだ。人々がgmailをチェックするのも、SNSにアクセスするのもスマートフォンから行うようになった。コンテンツ間の関係は、スマートフォンアプリの関係で代替され、確かに、上記のようなサポートコンテンツは役割を終えた感はある。

ただ、そんなGoogleの思惑とは別に、使う側は使う側の論理で動いている。

例えば、スマートフォン全盛期でも、bloggerは、相変わらず、blogを書いているわけだから、エントリーを効率よく読みたい人たちがいる。しかも、只でさえスマートフォンユーザーはバッテリーで悩む機会が少なくないわけだから、スマートフォン単体でRSSを定期的に取得するというのは賢明ではない。RSSを定期的に取得してAPIを公開してくれる、Google Readerには一定の価値がありそうだ。だからといって、例えば、Google Readerを有料化して採算ラインに乗るかどうかと、ユーザーの思いとは必ずしもマッチしないわけだから、なかなか悩ましい。