AWSブログを眺めていたら、EC2のC4インスタンスなど、特定のインスタンスタイプを対象に値下げが行われるらしい。

EC2 値下げ (C4、M4、そしてT2インスタンスで) 東京リージョンも!より:

2016年12月1日からEC2の価格を下げるアナウンスをできることを非常に嬉しく思っています。これで皆さんの年末シーズンがすこし楽しくなることでしょう!我々の技術に対する投資と、規模と長年のキャパシティ管理の経験に基いて、コストを抑えることができることになりましたので、皆さんにお伝えします。

まぁ、私の場合、検証用のサーバはだいたいt2インスタンスで起動しているし、本番用のサーバもC4インスタンスを使っているので、これはありがたい話ではあるんだけど、ちょっと気になることがあった。

そもそも、このブログは、AWSのChief EvangelistのJeff Barrさんが英語で書いたモノを、日本のアマゾンウェブサービスジャパン株式会社の中の人が日本語に訳しているモノのはず。しかし、今回の記事は微妙に原文と日本語訳の内容が異なる点があった。

そもそも英語で書かれた記事の方では、C4インスタンスの値下げ対象について、こういう書き方になっている。

C4 – Reductions of up to 5% in US East (Northern Virginia) and EU (Ireland) and 20% in Asia Pacific (Mumbai) and Asia Pacific (Singapore).

んで、これを日本語訳するとこうなっている。

C4 – アメリカ東部(北部バージニア)とEU(アイルランド)とアジア太平洋(東京)で5%削減、アジア太平洋(ムンバイ)とアジア太平洋(シンガポール)では20%削減

原文の方では東京に関する記載がないにも関わらず、日本語訳の方には東京に関する記載があるという状況だ。

もちろん、冒頭に「For example:」と記載されているから全てを記載しているわけではないだろうし、実際の値下げが行われると料金表も改訂されるから、そこで全てが明らかになるんだろうとは思うけれど。ぱっと見た感じ、東京リージョンのEC2は本当に値下げされるんだろうか、とちょっと不安になった。

例えばだが、原文の日本語訳は日本語訳として記載してもらって、日本語版を読んでいる人達の中には東京リージョンを使っている人が多いので、東京リージョンの値下げのことも紹介したいというのであれば、日本語訳の後に、訳者による追記のような形で、東京リージョンでも値下げ予定があることを記載してもらえると少しは安心できるような気がする。

追記:
改めて、該当の記事を確認してみたら、原文には記載がないものの、東京リージョンにおいても値下げが行われる旨が追記されていた。追記、ありがとうございました>AWSのなかの人。

※訳注: 原文には東京リージョンへの言及が特別にありませんが、今回の値下げは全てのリージョンが対象のため、東京リージョンの価格変更情報も追記しています。