WordPressの記事にGoogleMapを簡単に埋め込めるようにしてくれる、「MapPress Easy Google Maps」っていうプラグインがある。記事の編集画面の下側でボタンを押して、プロットしたいところの住所や名前を入れるとジオコーディングしてくれる機能もあったりして、まぁまぁ便利で使っていたんだけども。

このブログを始めとして、いくつかWordPressで構築してあるブログを運用しているが、その「MapPress Easy Google Maps」をインストールしてあって、普通に地図のプロットができるWordPressと、地図を編集しようとするとプロット地点の名称が保存できないWordPressがあって、ぱっと見で原因が分からなかった。

仕方ないからブラウザの開発ツールでエラーが出ていないか調べて見ると、tinymceが読み込まれていないエラー(Reference Error: tinyMCE is not defined)が出ているのを発見。tinymceというと、ビジュアルエディターで使われているモジュールのはず。その線で、2つのWordPressにインストールされているプラグインなどの差異を調べてみたが差異は発見されず…。

で、ブラウザを2つ起動して、「MapPress Easy Google Maps」がちゃんと動くWordPressと、動かないWordPressを見比べていたら、「MapPress Easy Google Maps」がちゃんと動いているWordPressでは、記事の編集画面のタイトルの下、本文を入力するtextareaの右上に「ビジュアル」「テキスト」と表示されていて切り替えることができたが、動かない方は、その切替用のリンクが存在していなかった。

確か、WordPressのどこかでビジュアルエディターを使う、使わないの設定を持っていたような…と思ったが、思い出せずテキトーにググってみたら、ユーザーのプロフィールで持っている設定(「ビジュアルリッチエディターを使用しない」)であることが判明。というわけで、動かない方のWordPressでビジュアルリッチエディターに関する設定をいじってみたら、難なく地図を編集できるようになった。地図のプロットの編集画面、よーくみるとTinyMCEをロードしてた。

まぁ、普通、こんな設定をいじらないんだろうけれど、一応、「MapPress Easy Google Maps」はこの設定に依存してましたってことで。プラグインの詳細ページのFAQの”Map Won’t Save”欄には、こんな感じで書かれていて、開発者の方もビジュアルリッチエディターの設定をいじっているケースは想定してなさそうなことがわかる。

This is caused by errors in another plugin or the theme. Disable all plugins and switch to a standard theme (for a moment). If you now see your map, re-activate until you find the problem.

ま、普通はいじらないもんなぁ…(てか、なんでいじってあったんだろう…)