ただつらつらと日記が書かれていくようです。

月: 2012年3月

世の中は「世界人材」育成に躍起…だそうで。

グローバル人材を育てる

日経の1面の特集で、日本の大企業各社がグローバルな環境で戦える人材の採用をがんばっている…という話題を扱っていた。例えば、トヨタは内定を出した学生(…とはいえ3月には卒業する学生)を半年間、ペンシルバニア大学に留学させて(渡航費から滞在費、授業料もトヨタ持ち)、半年後の10月に採用するらしいし、三菱重工もベテランのプロジェクトマネージャの引退に備えて、入社して2~4年目で、海外勤務の経験がない社員を全員、海外勤務させる仕組みを作って、12年度には最大200人を海外に派遣するそうだ。

楽天の場合

一方、積極的に海外でのM&Aを進めたり、社内公用語を英語にしている楽天では、11年春の新卒採用の社員に対するTOEICのスコアの要求基準は650点。それに対して、6割の新入社員が未達だったが、英語教育の機会を提供することで半年で全員クリア。一方、13年春入社の社員に対しては、同じくTOEICで750店の要求基準に引き上げるそうだ。ま、TOEICってそもそも英語の能力を測るテストとしてどうなんだっけという話題はあるものの、やっぱり楽天は本気らしい。

記事によれば、楽天の執行役員が社員のために「楽天英語道場」を開催しているらしい。記事の写真にはホワイトボードに

Why Japanese electronics firms have lost their competitiveness ?

って書いてあるのがうっすらと見える。今、そんなお題を振られて英語でディスカッションせよと言われても…一言もしゃべれない自信がある。orz

中小企業だからって。

まぁ、こういうのは、大企業の営みであって、中小企業に勤務する私には無縁である!と割り切っておきたいのは山々だが(汗)、中小企業であるが故にというか、中小企業勤務であればこそ、リスク対応の手段として転職マーケットの動向は気にせざるを得ない。そんなわけで、大企業勤務で海外との仕事をやってきましたといった連中と闘わなきゃいけない事態が想像されることを踏まえれば、おそらく、他人事では済まされない。

…とはいえ、いきなり海外に移住するわけにもいかないから、直近の目標としては英語をなんとかするというところに落ち着くだろうか。

さて、どうしたもんか。

大企業の場合、国際対応人材の育成を決めたり、社内公用語を決めたりしたら、その方針に従って、英語のカリキュラムが用意されたり、社外の英会話スクールのバウチャーが配布されたりするから(きっと楽ではないものの)諸々の負担という意味では軽いんだろうなぁと想像するに羨ましい。英語習得のインセンティブもあるんだろうし。

結局のところ、しばらくは英語やグローバルマーケットとは無縁なドメスティックなことをやっているけれど、実は国際化対応の準備をしなきゃいけないというのがかなり大変かもしれない。とはいえ、やんなきゃいけないので、とりあえず、FENとかEテレの英語系番組を見るとか…当たり障りのないところから始めようか。今、何にも考えずにTOEICに突撃するのも(…スコア的にかなり切ない事態が想定されるが…)ありなのかもしれない。あ、意外と楽天に転職してしまうってのが手っ取り早いかもしれないな(汗)

HuaweiのE585のバッテリー。

なぜだか手元にHuaweiのE585がある。(ま、SIMロックフリーだとか、直輸入とかなんだかよくわからんけれども、とりあえず手元にHuawei製のモバイルルータのE585がある)

で、このE585は1年前から使われているらしく、バッテリーがへたってきており…バッテリー交換できないかと頼まれたものではあるが、その辺でE585用のバッテリーなんて売ってるはずもなく、途方に暮れていた。

そこで、とりあえず、同じHuawei製のモバイルルーターならバッテリーが互換するのではないかということで、一縷の望みにかけて、DoCoMoの「HW-01C」(E585と同じく、同じHuawei製)用のバッテリーである「HW01」を取り寄せて購入してみた。(なんとなーく、使えそうな予感はしたので…汗)

で、とりあえず、E585に装着してあるバッテリーと交換して、E585の電源を入れてみたところ、何事もなく起動した。E585をUSBに接続して充電を試みたところ、インジケータ的には充電も行われているらしい。ま、互換してたってことだろうか。

DoCoMoが扱っているバッテリーであれば、多少、取り寄せなどに時間はかかるかもしれないが、入手不可能っていう状況には簡単にならないだろうな、と。それに、1,800円(確か、「HW01」ってこれくらいの値段だった気がする)という値段も高くないと思う(こういうITガジェットを扱っている輸入業者の中には、こういう消耗品で儲けちゃおうと思っている人たちも少なくないような気がする)

IIJmioの「IIJmio高速モバイル/Dサービス」を契約してみた。

会社で日本通信の「b-mobile fair」のSIMを何枚か使っていて、そろそろ有効期限切れのSIMがちらほらあるということで、「IIJmio高速モバイル/Dサービス」のSIMカードを調達してみた。

f:id:y_fudi:20120303155210j:image

「IIJmio高速モバイル/Dサービス」って。

最近、サービスインしたばかりの「IIJmio高速モバイル/Dサービス」はDoCoMoの回線を使ったMVNOなサービスで、売りは「LTE」に対応した高速通信が可能ってことではあるんだけど、よーく見てみると、FOMA対応端末に刺せば、それはそれで使えるらしいと。

とりあえず、既存のFOMA対応の端末を使って使う前提で「IIJmio高速モバイル/Dサービス」を眺めてみたけど、それなりにメリットがありそうだ、と。「IIJmio高速モバイル/Dサービス」には、2つのコースがある。いずれのコースも高速通信が可能なデータ容量が決まっていて、それを消費すると128kbpsの速度制限がかかるというサービス。ま、128kbpsで良ければ使い放題のサービスとも言える。

1つは、「ファミリーシェア1GBプラン」。3枚のSIMを発行してもらって、月額1GBの(高速通信可能な)通信容量をシェアするというもの。これで月額2940円(初期費用は3,150円)。1GBで足りなければ、100MBを500円で購入することになる。2つめは「ミニマムスタート128プラン」。1枚のSIMで、月額945円。こっちはあらかじめ高速通信可能な枠がないので、上記のとおり、100MB分を500円で購入することになる。

「b-mobile fair」と比較。

現在、使っている「b-mobile fair」も悪くないサービスだが、今の使い方に合ってない部分がないわけでもない。例えば、複数枚のSIMカードを複数のモバイルルータに刺して使っているが、人によって実際に使っている通信量が異なっていて、その通信料に割と幅がある。例えば、月に100MBちょっとしか使ってない人も居れば、300MBちょっと使っている人がいる。前者の場合は、有効期限切れを待つことなくチャージを行う必要があるし、後者の場合は、有効期限切れでチャージすることになるが、実際はかなり通信可能な容量が余っているということになる。

そんな現状を鑑みて、大量に通信をする人と、ほとんど通信しない人の間で通信可能な容量をシェアできれば効率的なのだが、そういうわけにはいかないのが「b-mobile fair」。いや、まぁ、どっちかというと「b-mobile fair」の仕様が普通ではあると思うが…。そんなこんなで、通信帯域を絞られるのも辛いから、多少は金を支払うけれど、使い放題ほどの料金は払いたくなくて、できれば、複数枚のSIMの利用を前提に最適化されたサービスを探していたのだが、まさに「IIJmio高速モバイル/Dサービス」が適合しているように見えた。

コスト比較をしてみると

前述のとおり、通信量にばらつきがあるので単純にコストを比較するのは難しいが、仮に(A)月に300MB通信するSIM、(B)月に200MB通信するSIM、(C)月に100MB通信するSIMの3枚のSIMを1年間使うようなユースケースを想定する。

「b-mobile fair」だと、120日間、もしくは(そのSIMで)1GBの通信を行うことで使えなくなる。よって、(A)だけが容量が理由で3ヶ月で更新する必要がある一方、(B)も(C)も120日間=4ヶ月間使える。よって、新規も更新も9,800円だとすると、(A)は4回更新する必要があるので、9,800円x4=39,200円。(B)も(C)も3回の更新でいいので、9,800円x3=29,400円になる。よって、3枚のSIMで98,000円。

一方、「ファミリーシェア1GBプラン」だと、3枚のSIMの月あたりの通信容量は100MB+200MB+300MBなので、1GBで収まっている。追加容量を購入する必要はないため、月額費用については2,940円から変動しない。よって、1年間運用したとして、2,940円 x 12 = 35,280円。その差額は62,720円。半額以下の64%offになってしまった。…思ったよりも大きな削減が可能なのかもしれない(汗)

値段だけなのか、と。

値段の比較からすれば、大丈夫かと思ってしまうし、サービスイン直後のサービスは少々不安ではあるが、もともと個人向けのサービスを使っているわけだから、サービスレベルなどもそんな高度なことは期待できないと思っていれば、大きな差もないのではないかと思わないでもない。

それに、b-mobile fairはグローバルIPをDHCPでダイナミックに割り当てている一方で、IIJmioのサービスはSPモードと同様にNATでサービスを提供しているらしいので、微妙な仕様の差もある。しかし、フツーに使ってみて、どっちもそこそこな品質のサービスであれば、安い方を選んでしまうのが人情ってもんだろうな。

なんか安いのでIIJmioの回線が混んでこないか…なんとなく心配ではある。