たまたま職場でノートPCが1台余っていたのでHDDを外してSSD(TOSHIBAの「THNSNH128GCST」)に換装した。CentOS6をインストールしてディスクI/Oが頻繁に発生するような重いバッチ処理を回してみれば速く処理が終わるに違いない!と意気込んでもろもろのインストールと初期設定をやってみた。

んで、CentOSのインストールが終わって、hdparmで読み込みのスループットを測ってみた。

/dev/sda:
Timing cached reads: 6524 MB in 2.00 seconds = 3265.55 MB/sec
Timing buffered disk reads: 946 MB in 3.00 seconds = 315.03 MB/sec

従来通りのHDDを積んだ開発マシンで測ってみたら、こんな感じだったので、やっぱり速い。

/dev/sda:
Timing cached reads: 4656 MB in 2.00 seconds = 2328.52 MB/sec
Timing buffered disk reads: 276 MB in 3.01 seconds = 91.61 MB/sec

簡単なベンチマークではあるけれど、結果は上々ということで、重いバッチを走らせてみたら、思ったよりも速くない。で、topを見ていて気づいたのは、OSはSSDとしては読み書きで待っていないようで、結局はCPUがボトルネックになってしまっているようだった。確かに、今回使ったノートPCはThinkPad X121eなので、CPU「Core i3-2367M」。廉価なノートPC向けのCore i3だからなぁ…(遠い目)

SSDに換装することで、ディスクのI/Oは速くなったけれど、結局は、ディスクがボトルネックだった状況から、CPUがボトルネックな状況に移行しただけの話か。SSDに換装するだけでは、システム全体としての劇的な性能向上までは見込めないという、当たり前の話(多少は速くなったとは思うけど)だったようだ。まぁ、SSDを使うことで、速いCPUを活かせるようになったという理解ができるのも確かなんだけど。