先日、godaddy.comの安いSSL証明書を購入してみたが、またもやSSL証明書が入り用になったので、再び、安いSSL証明書を探してみた。
…てか、安いといえば、godaddy.comのルート認証局のSSL証明書だと思っていて、30%引きとか27%引きとか、godaddy.comが定期的に投げてくるクーポンを使って、安いSSL証明書を入手することを考えていたのだが…。
調べてみたら、GeoTrust系のSSL証明書、特にRapidSSLの値段が凄いことになっていた(汗)一応、一通り、調べてみて安かったのが「SSLボックス」というブランドで販売しているRapidSSLな証明書。…なんと、2,100円/年。
まぁ、この安さの背景というか、SSL証明書を貼っているページに貼ったりするサイトシールが提供されないというデメリットもあるものの…それは本当にデメリットなのか、という気もするし、私自身も含めて、SSLページのサイトシールの表示ってあんまり意識されてない気がするわけで、サイトシールがないからといって何かまずいことがあるかと言われると、そんなこともないような…*1
そんなわけで、LinuxマシンでCSRをぱぱっと作って申し込んでみた。プリペイドなポイントで購入するってところが直感的ではなかったが、お金を支払うという点においては変わらないわけで、むしろ、PayPalに対応していたので、クレジットカードをいちいち打つ手間が省けて、かなり簡単に2,100円/年のサービスなのに、意外とUIもすっきりしていて好印象*2買うことができた。ま、裏側ではGeoTrustのRapidSSLの承認システムが動いているので…時々英語かと思いきや、日本語の画面で承認できたし。
で、SSL証明書の値段はどれだけの数のデバイスですんなりとSSLが通るかという点だが、このRapidSSLでは、クロスルート設定(ただし、中間証明書を2枚にする必要があるのが少し手間だが)すれば、「Equifax Secure Certificate Authority」をルート証明書にした認証ができるので、少し古いガラケーでもすんなりとSSLを通すことができる。例えば、RapidSSL証明書を入れたWebサーバとの間で、DoCoMoの端末だが「N-01B」と「SO-902i」で、すんなりとSSLを通すことができた。
また、Android端末の「F-12C」や「P-01D」「N-06C」でも、すんなりとSSLを通せた。(Android端末は、GeoTrustのCAのルート証明書を持っているので、「Equifax Secure Certificate Authority」に頼ることはなさそうだったけど)
一応、902シリーズもサポートできて、年間2,100円っていうのはなかなか競争力のある価格設定だと思う。…てか、他の認証局のSSL証明書が何倍かの値段で売られてはいるものの…高いSSL証明書と安いSSL証明書で、サーバーとクライアント間の暗号強度が劇的に変わるものでもないわけで、価格によるサービスの違いってのが実感できるだろうかと考えてみると、遠目になってしまうわけで。
2,100円のRapidSSL。安いSSLの中では、godaddy.comのSSL証明書より使えるんじゃないかという気がしてきた。いい買い物だったように思う。
*1:私自身も含めて、SSLページのサイトシールの表示ってあんまり意識されてない気がするわけで、サイトシールがないからといって何かまずいことがあるかと言われると、そんなこともないような…
*2:2,100円/年のサービスなのに、意外とUIもすっきりしていて好印象