古いサーバにCentOS5.2をインストールすることにした。古いサーバが積んでいるRAIDカードは「ASR-2015S」というヤツで(誤解しているかもしれないが)SCSIを使ったデータのハンドリングはオンボードのSCSIコントローラにやらせるけれど、RAID機能(つまり、2つのHDDにデータを書き込んだり、必要に応じて、RAIDをrebuildしたりといったこと)は「ASR-2015S」が担う…的なややこしいことやってるなぁという印象のRAIDカード。なんか「Zero Channel RAID (ZCR)」ってシロモノらしく、特殊なスロットに収まっているのを見て、なんかイヤな予感がしたんだけども…。

とりあえず、いつも使っているCentOS5.2のネットワークインストール用イメージを書き込んだCD-Rを引っ張り出して、起動してみました。…すると、ディスクのパーティションの設定画面の後で、ディスクがないと言われてしまい、先に進めず。CentOSのインストーラから、RAIDカードを認識できていないような状況だった。

んで、いろいろと調べてみたところ、「ASR-2015S」のRAID Arrayを扱う場合は、「i2o_block」というドライバを使えばいいことがわかった(I2O on Linuxを参照)。で、CentOS5もそのドライバを同梱しているようだった。ということは、デバイスの認識に失敗しているようなので、インストーラを起動するときに自動でデバイスを認識しないようにしてみた。

インストーラの入ったCDからbootして、CentOSのロゴが出ている画面で普段はEnterキーを押すだけだけど、今回は

linux noprobe

と入力して、Enter。ネットワークインストール用イメージなので、まずは、NICのドライバをどうするか聞かれるが、このサーバはIntelのGbEなNICだったはずなので、とりあえずe1000を選択してみたら、すんなり使えるようになった。ネットワーク越しにインストール用イメージが見えるようになったら、追加のデバイスドライバを入れるか聞かれたので、そこで「i2o_block」を選択した。

すると、最初、「HDDがありまへん」と怒られたところで、「ASR-2015S」のRAID Arrayが見えた!その後は普通にインストールして、インストール完了。