Googleのdeveloper向けのページでは、ばっちりとサポート終了って書いてあったけど、日本時間の2013年11月18日には終わらなかったように見えた、GoogleMaps API v2だけど、11月20日になって思い出したように終了したっぽい。GoogleMaps API v2で書かれた地図をそのままにしてあったページで地図の部分が真っ白になっているのを確認できた。

一応、Googleとしては

この日以降は V2 を使っている地図は、下位互換機能を持たせた V3 の地図に自動的に切り替わる予定です。この下位互換機能により、大部分のシンプルな地図は機能すると考えますが、この日以前に V3 へ移行を完了することを強く推奨いたします

って書いてはあったけど、シンプルな地図ってどういうものか書かれていないので、妙な期待感を漂わせてしまったような気がする。んで、結果的には、今日になって地図部分が真っ白になっているサイトを増やしているんじゃないだろうか。…まぁ、Googleが責められる話ではないけれど。

タダでAPIを使えて、簡単に地図をWebサイトに貼り付けられるってことでGoogleMap APIを使ったWebサイトは数あれど、このv2のEOLに際して、ちゃんと改修できたサイトってどれくらいあるんだろう。

まぁ、Web系の会社がやるとしても、カットオーバーから何年も経ったサイトのGoogleMapのAPI移行なんて、ほいほいと受けるんだろうか。(さらには、その制作会社が存続しているんだろうかというシビアな話もあるだろうけど)おそらくは割増料金になってしまうんだろうし、顧客によっては今日、明日になって「あ、地図が出てない!」ってことに気がつくところから始まるところも少なくないだろうし。

いかに便利で手軽で無料であるとはいえ、Webサイトの構成要素の継続性をコントロールできないのであれば、それを前提にメンテナンス性を確保する仕組みを作っておくしかないという当たり前なことを、改めてGoogleMap API v2のEOLが気づかせてくれたような気がする。金を払う必要もなく、手もかからないような魔法みたいな仕組みは、あり得ないってことだろう。