どうやら、Amazon S3に有効期限機能が搭載されたらしい。

【AWS発表】 Amazon S3の有効期限機能の発表:
http://aws.typepad.com/aws_japan/2012/01/amazon-s3-object-expiration.html

端的には、S3に格納するオブジェクトに「寿命」が設定できるようになったということだろう。使ったら使っただけお支払いのクラウドサービスにおいては、「寿命」を設定できるのは、(オブジェクトがS3にあるだけで課金対象なわけで)なかなか役に立ちそうな機能であるなぁ、と思う一方で、この「寿命」を設定する機能を使って何ができるだろうと考えると、結構、難しいような気がしないでもない。

まず、なんというか、使いすぎ(ひっくり返せば、放置)を防ぐための保険としての「寿命機能」を使うのはアリだろうな、と思う。とはいえ、memcachedのような容量制限のキツいデータストアにおいては、短命な「寿命」でオブジェクトが消えていくことを前提にアプリケーションは作成できるが、もともと容量制限がないS3において、意味のある形で「寿命」が使えるかとなると…うーむ、という感じはする。

ぱっと思いついたのは、なんかのバックアップをS3に取るだけ取って、古いバックアップの削除については「寿命機能」に任せて、工数削減とか、かな。使えそうだけど、大した工数削減にはなりづらいような気がする。